この記事の内容
✅なぜ楽器演奏は挫折しやすいのか?その理由
✅挫折せず、現実的に上達するために出来る工夫9選
こんな悩みをスッキリさせます!
✅現実的に楽器演奏を上達させたい。。
✅挫折したくない。。
✅挫折しないために、出来る工夫を知りたい。。
✅なぜ楽器は難しいのか、その具体的な理由を知りたい!
✅楽器を始めたいが、なるべく現実的に上達できる楽器を選びたい!
この記事を読むとわかる事
✅なぜ楽器は難しいのか。
✅「楽器は難しい」を理解した上で、とるべき対応を紹介!
この記事を書いたのは、どんな人?
✅15年の音楽経験
✅フジテレビ放送「ハモネプ」に出演(アカペラ)
✅アンサンブルコンクールで優勝(クラリネット)
✅中学生向け音楽教材のCD収録に参加(合唱)
Contents
- なぜ楽器は難しいのか?(結論)
- 元吹奏楽部も新しい楽器に挫折するほど「楽器は難しい」。。
- 「楽器が出来るようにならない理由」は大きく分けて2つ!
- なぜ「楽器は難しい」のか、その理由6つ
- 楽器が「大変」な理由
- 重要な事は、「下手くそでも、とりあえず楽しむ」という状況を作る事
- 楽器演奏にも、スポーツにも、アートにも、それぞれの難しさがある。
- スポーツや美術は、「下手くそでも、それなりに楽しめる」。
- しかし、楽器演奏は「プレイしながら楽しむ」が出来ないから、初心者が挫折しやすい。
- 楽器演奏の難しさは多岐にわたる
- 挫折を防ぐには、どうすれば良い?【挫折しないために出来る工夫9選】
- そんなに難しいなら、諦めるしか無い?あなたが出来る対処法は?
- まとめ
なぜ楽器は難しいのか?(結論)
なぜ楽器は難しいのか?
その理由は、
ひとつの楽器に複数の難しい理由があるから。。
また、「練習しにくい理由」もある、から上達しにくい。。
「楽器が難しい理由6つ」(楽器の習得に必要な要素)
- 音を出す事自体が難しい。
- 運指が難しい。パターンが多すぎる。
- 左右の手が別々な動きをする。
- マルチタスクが多すぎる。
- コードの暗記と理解が必要。
- 楽譜が読める必要がある。
「楽器が大変な理由5つ」(大変だから、練習しづらく、上達しにくい)
- 練習・演奏の準備が大変。
- 楽器は壊れやすく、メンテナンスやケアに気を使う。
- ちゃんとした楽器は高価で、そもそも始めるのが大変。
- 音量の調節が出来ないから、練習しにくい。
- 重くて、大きくて、持ち運びが大変。
じゃ、諦めなきゃいけないか?というと、方法は3つあります。
「楽器に挫折」の解決法3つ!
- 簡単な楽器を選ぶ
- 楽器が要らない音楽「アカペラ」を選ぶ
- プロのレッスンを受ける
元吹奏楽部も新しい楽器に挫折するほど「楽器は難しい」。。
こちらの記事では、「なぜ楽器は難しいのか」という疑問と徹底的に向き合っていこうと思います。
幸か不幸か、わたくし編集長自身、数多くの挫折から「楽器が難しい」という事は身に染みています。。笑
どれくらい挫折したかというと、5年の吹奏楽経験があるにも関わらず、
- アコギ
- ピアノ
- ハーモニカ
- オカリナ
の全てに挫折して、20万円くらいムダにしました。笑
5年間の吹奏楽経験で、
- 楽譜が読める
- リズム感もある
- コンクールに出るほどちゃんと活動していた
にも関わらずです。
こんな経験をしているからこそ、音楽経験者の立場から「なぜ楽器が難しいのか」も、初心者が「なぜ途中で挫折しちゃうのか」もよーくわかります。
こちらの記事で、「なぜ楽器はこんなにも難しいのか?」を理解して頂き、
その上で、「じゃ、どうしたらいいか」という現実的な対策も提示していきますので、併せてどうぞ!
「楽器が出来るようにならない理由」は大きく分けて2つ!
楽器を始めようとしている方のほとんどは、「楽器を自由自在に操って、好きな曲を上手に演奏したい」という事が目的だと思います。
この「楽器を演奏できるようになりたい」という目標を現実的に叶えるには、2つの高いハードルを越える必要があります。
一つ目は、「楽器演奏は難しい。」というハードル。
二つ目は、「気軽に練習できない。だから、なかなか上達しない。」というハードル。
「楽器をマスターする事自体が難しい」のに、「なかなか気軽に練習する事ができない」。。
それなら、多くの人が挫折するのは当たり前ですよね。
逆に、これを乗り越えて、演奏出来るようになる人は、凄いと思います。
少なくとも、わたしには、そこまでの熱量や忍耐力はありませんでした。笑
この「楽器は難しい」と「気軽に練習できない」理由を、それぞれ詳しく見ていきましょう。
https://instachord-music.com/summary/
なぜ「楽器は難しい」のか、その理由6つ
①音を出す事自体が難しい
楽器初心者がまず最初につまずくのが、「音を出す事」です。
楽器演奏を「楽しむ」ためには、
- 色んな音を
- 色んな音色で
- 色んなタイミングで
- 色んな表現で
「自由自在に演奏する」事が必要です。
しかし、楽器によっては、表現どころか、「そもそも音を出す事自体が難しい」というハードルがあります。
この最初のステップであきらめてしまう人もいるでしょう。
「音を出す事が、どれくらい難しいか」は楽器によります。
- ピアノ
- 打楽器
- 弦楽器
あたりは、叩いたり、弾(はじ)いたりすれば音は出るので、そんなに難しくないです。
幼稚園児でも出来るでしょう。
しかし、管楽器は、そう簡単にはいきません。
わたしが高校の吹奏楽部に入部して、はじめてバスクラリネット(低音のクラリネット)を持たされた時は、「ちゃんと音を出せるようになる」だけで2週間くらいかかった記憶があります。
また、クラリネットと同じ木管のリード楽器であるサックスなんかは、「音を出すだけ」ならクラリネットよりは比較的簡単です。
高校入学時のわたしだったら、「しっかりした音を出す」のに1週間くらい必要だったでしょう。
他にも、「世界で最も難しい楽器」と言われるホルンは、「音を出す事」自体が、クラリネットよりも難しいので、わたしだったら、2ヶ月くらいかかっていたかもしれません。
②運指が難しい。パターンが多すぎる。
音を鳴らす事が出来ても、「ドレミファソラシド〜」など、楽譜に指定されている音を、その通りに鳴らせないと音楽にはなりません。
難しい運指と言えば、ギターのFのコードとか、ピアノとか、バイオリンがあります。
それぞれ、
- ギターのFのコードは、人体の構造を無視して無理な指の位置を指定される。
- ピアノは、無数にある運指の組み合わせを覚えなきゃいけない。
- バイオリンは、指の位置が1ミリでもズレると音程が変わっちゃう。
などなど、
楽器演奏に運指はツキモノなんですが、これもかなりハードルが高いんですね。
逆にクラリネットやサックスなどの木管楽器は、
- リコーダーと同じで運指に法則があり、
- 一度に一つの音しか出さない前提の楽器なので、
比較的簡単と言えるでしょう。
ギターやピアノ、バイオリンなどの楽器は、ポップスでも、クラシックでも、あらゆるジャンルの音楽で使用されます。
という事は、それだけ挑戦する人は多いハズ。
しかし、この「運指が複雑すぎる」という特性から、諦めてしまう人も多いのではないでしょうか?
③左右の手が別々な動きをする。
「両手がそれぞれ違う動きをする」という点も「楽器演奏が難しい理由」の一つです。
トランペットやトロンボーンなどの金管楽器は、基本片手で完結するので、もう片方の手は楽器を支えるだけで済みます。
クラリネットやサックスは、左右の手は別の動きをしますが、両手で一つの運指なので、まだマシです。リコーダーと同じ感じですね。
その点ギターは難しい部類でしょう。
左手はコードの運指を押さえて、右手は適切な位置で適切なリズムで適切な強さで、弦をジャカジャカしなければいけません。
ピアノはもっと複雑です。
左手はリズムを刻んでいるのに、右手はメロディを奏でる。。
当然初心者がいきなり両手で演奏できるわけはないので、練習の量も2倍になります。
というか、左手だけ→右手だけ→両手で同時に練習、という練習になるでしょうから、「他の楽器と比べて、3倍の練習が必要」と言ったほうが適切でしょうか。
https://instachord-music.com/whats-easy-instrument/
④ マルチタスクが多すぎる
楽器に限らずですが、マルチタスクが求められる場面ってありますよね。
お仕事で言うと、事務職みたいな「THEマルチタスク」な仕事がこなせる人は本当にすごいと思います。
家事育児なんかも、マルチタスクと言えるでしょう。
楽器演奏はマルチタスクの宝庫です。
例えば、サックスで言うと、
- 右手指の運指
- 左手指の運指
- アンブシュア(楽器の咥え方、口の形、力の入れ方etc)
- ブレス(息の吐き方、圧力、太さetc)
- 姿勢
- 体の力を抜く
- 自分以外の演奏者とのアイコンタクト
などなど、細かく言うともっとありますが、これら全てを、一瞬でも気を抜かずに適切な状態でキープし続けなければ、良い演奏にはなりません。
難しすぎますよね。。
同時進行で、そこまで色んな事に気を向けるなんて、少なくとも、わたしは無理です。というか無理でした。笑
⑤コードの暗記と理解が必要。
ピアノやギターなどの「弾き語りに使われるような、複数の音を同時に出せる楽器」は、コードの理解と暗記無くして、演奏は出来ません。
しかし、残念ながら、コードは156種類あります。
Cのコードだけでも、13種類。
C,C7,Cmaj7,C6,Csus4,Cadd9,Cm,Cm7,Cm7(-5),Cm6,CmM7,Cdim,Caug
更に、C、C#、D、D#、E、、、と音は12種類あるので、13かける12で、156種類。。と言う感じですね。
「156通りのコードを理解して、運指を暗記してください」と言われたら、「えーー、やだ。。。」って思いますよね。笑
当然、「簡単なコードしか出てこない曲」ありきで、曲選びをする事も可能ですし、
サックスやトランペットなどの管楽器は、同時に複数の音を出すことが出来ないので、コード理解がなくても、それなりに演奏はできます。
が、当然弾き語り形式の音楽は出来ません。。
この文章を書いて改めて思いましたが、、楽器って難しいですねぇ。。
⑥楽譜が読める必要がある。
多くの楽器は、楽譜をもとに演奏する必要があります。
音楽に精通したプロや経験豊かなアマチュア演奏者など、かなりのレベルまで達した人は、楽譜が無くても、「適当に演奏する」という事ができます。
しかし、「適当に演奏する」というのは、実はめちゃくちゃ難しく、
様々なパターンのリズム、コード進行の理解、音程の跳躍のひき出しがあることは大前提でしょう。
そして、その中からそのタイミングに合うパターンを「適切に当てはめる」事ができて、はじめて「適当に演奏する」が可能になりますが、初心者はまずそんな事はできません。
だからこそ、みんな楽譜に頼る事になるんですが、楽譜をもとに演奏するには、当然楽譜が読めなければいけません。
音楽初心者にとっては、「楽譜通りに演奏する」という、あまり楽しくない練習は避けられません。
それを一個一個学んで、楽譜と親しくなる、には、それなりの気合・時間・努力が必要です。
楽器が「大変」な理由
「そう簡単に、楽器を演奏できるようにはならない理由」は、「難しい」だけでなく、「大変」な点も、上達を妨げる大きな理由です。
当然、楽器演奏を上達させるためには、「練習」が必要ですが、「楽器を練習する」事自体にもハードルがあります。
具体的には、この5つ。
「楽器が大変な理由5つ」(大変だから、練習しづらく、上達しにくい)
- 練習・演奏の準備が大変。
- 楽器は壊れやすく、メンテナンスやケアに気を使う。
- ちゃんとした楽器は高価で、そもそも始めるのが大変。
- 音量の調節が出来ないから、練習しにくい。
- 重くて、大きくて、持ち運びが大変。
ひとつずつ見ていきましょう!
①練習・演奏の準備が大変。
基本的に、電子楽器はスイッチ一つですぐに演奏できるようになりますが、管楽器・弦楽器・打楽器など、クラシックでも使える楽器はそうはいきません。
アコギやバイオリン、サックス、トランペットを想像してみてください。
- 楽器の組み立て
- 弦やリード、マウスピースのセッティング
- 楽器を温める
- チューニング(音程を合わせる作業)
などなど、それなりの準備が必要になります。
その上、片付ける時は、唾液の処理など、やる事がもっと沢山あります。
そういう楽器は、ベットで寝っ転がった状態のまま、思いつくままに演奏や練習、という訳にはいきません。
当然、
- 練習を始めるハードルが高いと、練習する回数が減り、上達が遅れます。
- なかなか上達しないと、上手く演奏出来ないので、音楽を楽しめない。
- 音楽を楽しめないと、続けられない。。
という、ネガティブで致命的なループに陥ります。
そういう意味では、手軽な電子楽器の方が上達が早いと言えるでしょう。
https://instachord-music.com/summary/
②楽器は壊れやすく、メンテナンスやケアに気を使う。
「楽器は丁寧な扱いをしなければいけない」、というのも手軽に楽しめない理由です。
管楽器は、演奏の前後にやるべきメンテナンスが沢山あります。
なぜそんなにケアが必要かと言うと、不具合が発生するから、ですね。
例えば、唾液の処理を怠ったもんなら、それがヘドロになって異臭になったり、楽器によっては破損しちゃいます。
クラリネットの材質はざっくり言うと「木」なので、唾液の処理をサボると、楽器(木)が割れて、楽器の修理に数万円かかったりします。
また、衝撃を与えて、楽器を凹ませようもんなら、出てくる音が変わってきます。
電子楽器は、その点かなりラクで、毎回必要なメンテナンスは、基本ありません。
たまにホコリを拭き取るくらいでしょうか。
メンテナンスやケアが大変な楽器は、それだけで神経を使います。
③ちゃんとした楽器は高価で、そもそも始めるのが大変。
楽器が大変な理由は、演奏前にもあります。
「購入する事」です。
楽器の種類によってピンキリではありますが、最低限それなりのちゃんとした楽器を購入しようと思うと、安くても10万円くらい必要になります。
一番安いのは、アコギあたりでしょうか。
初心者でも社会人なら10万が最低ライン、とかよく言われますよね。
サックスで「それなりの質のモノ」というと、20〜40万くらいです。
わたくし編集長が昔、吹奏楽部で担当していたバスクラリネットは、「100万以上は必須」という感じです。
初心者で、「趣味として楽器が続くかどうか、わからない」という人が、お試しで買うには、数十万という値段は高すぎますよね。。
「じゃ、まずは安い楽器買えば良くない?」と思う人もいるかもしれませんが、
楽器は安物だと、非常に弾きにくい(吹きにくい)という事が起こるので、安い楽器を買っちゃうと、挫折しやすくなり、結局その数万円がムダになる、という事態が目に見えてしまいます。
このような「購入すら、簡単ではない」という点も、楽器の大変なところです。
④音量の調節が出来ないから、練習しにくい。
電子楽器には、音量の調整機能があるし、イヤホンを繋げば外からは全く聴こえない、という便利な機能があります。
対して、管楽器や弦楽器、打楽器は、そういったボリュームのコントロールが出来ないので、練習出来る環境が限られてしまいます。
楽器に限らずですが、何かを新たに始める際、少しの時間でもこまめに練習するからこそ、それなりに上達できたりします。
にも関わらず、騒音のせいで自宅ではこまめに練習できない、というジレンマを抱えている方も多いでしょう。
そのような環境だと、どうしても楽器に触る時間が減って、上達を妨げます。
わたしなんか特にそうなんですが、
練習するために、身支度をして、家を出て、移動して、お金払って、スタジオで練習する、なんていうのは、ハードルが高すぎて、絶対に無理です。笑
そんな気合いの入った人間じゃないです。
その証拠に数々の楽器に挫折してきました。笑
⑤重くて、大きくて、持ち運びが大変。
④の理由から、電子楽器を除いては、自宅で練習が出来ない楽器が多いです。
じゃ、外で練習するしかないんですが、楽器によっては持ち運びが一苦労なものもあります。
フルートやクラリネットなど、組み立て式の楽器や、比較的小さくて軽い楽器は、問題ないでしょう。
しかし、大きくて分解ができないコントラバスやチューバ、ドラムセットなんかは、基本車じゃないと移動は厳しいです。
ピアノも色々なタイプのモノがありますが、持ち運びしやすいピアノだと存分に練習できない。
存分に練習出来るピアノほど、重くて大きいから持ち運びができないという、ジレンマに陥ります。
https://instachord-music.com/whats-easy-instrument/
重要な事は、「下手くそでも、とりあえず楽しむ」という状況を作る事
「楽器演奏が他の趣味に比べ、挫折しやすい最大の理由」は、
成果が現れるのが遅いため、「下手くそでも、とりあえずプレイしながら楽しむ」が出来ないから。
その上、そもそも楽器演奏には、難しい理由と大変な理由、が沢山ある。
つまり、難しいし、練習しにくい上に、初期段階のハードルが高すぎる。だから挫折しやすい。
この高いハードルを超えるために取り組むべき最も重要な事は、「下手くそでも、とりあえずプレイしながら楽しむ」という状況を作る事。
「下手くそでも、楽しめる工夫」、具体的には?
- 簡単な楽器から始める。
- プロのレッスンを受ける。
- 大好きな曲から始める。
- 「初心者でもおっけい!」なバンドを探して、セッションを楽しむ。
- インスタコードからはじめる。
- 魅力的な異性をレッスンコーチに選ぶ。
- 動画のアップやライブ配信をして、再生回数やコメントを楽しみにする。
- 彼氏彼女や親友と一緒にチャレンジする。
- インスタコード初心者だけを集めてバンドを組む。
楽器演奏にも、スポーツにも、アートにも、それぞれの難しさがある。
- 楽器演奏
- スポーツ
- 美術系
などなど
文化的な趣味は色々ありますが、全ての趣味には、それぞれ「その趣味特有の難しさ」があります。
例えば、
- 社会人にも人気なフットサルは、相手(敵)が居るので、そう簡単には自分の思うようにゴールが出来ない。
- 絵描きは、丸やまっすぐな線など、基本中の基本を綺麗に描く事が難しい。
などなど、それぞれ色んな難しさがあります。
スポーツや美術は、「下手くそでも、それなりに楽しめる」。
上記の通り、それぞれの趣味には、それぞれの難しさがありますが、ほとんどの趣味は、「下手くそでもそれなりに楽しめる」という構造があります。
例えば、フットサルは、自分が下手くそでも、
- チームメイトが良いプレイをすれば得点が入るし、
- 受け取りやすいパスをくれて、他の人にパスするだけでも、
それなりにプレイしてる感じがして、楽しめます。
絵描きは、下手くそでもなんでも、
- 絵は完成するので、達成感があるでしょうし、
- 2回、3回と同じ絵を描くだけでも、徐々に進歩しているのが自分でもわかる
なので、初心者でもそれなりに楽しめるハズです。
このように、多くの趣味は、はじめてすぐの初心者でも、下手くそでも、それなりに楽しめるという構造になっています。
しかし、楽器演奏は「プレイしながら楽しむ」が出来ないから、初心者が挫折しやすい。
上記の通り、ほとんどの趣味は、初心者でもそれなりに楽しめる構造になっていますが、残念ながら、楽器演奏に関しては、「とりあえずプレイしながら楽しむ」が出来ない構造になっており、初心者が挫折しやすくなっています。
「楽器演奏を楽しむ」といえば、
- 自分の好きな曲を、
- 楽器を自由自在に操り、
- ある程度余裕がある状態で演奏する。
という事でしょう。
ご想像の通り、このように楽しむためには、
- コードを理解・暗記し、
- 運指を覚え、
- リズムを正確に刻み、
- 楽譜通りに演奏する必要があります。
これだけで済めばいいのですが、管楽器などは、そもそも音を出す事すらハードルが高かったり、ピアノやギターなどは、「左右の手指が全く別の動きをする」なんていう難しさもあります。。
楽器演奏の難しさは多岐にわたる
下手くそでもそれなりに楽しむ。が出来ない楽器演奏には、どんな難しさ、大変さがあるのか?
具体的には、こんな感じ。
「楽器が難しい理由6つ」(楽器の習得に必要な要素)
- 音を出す事自体が難しい。
- 運指が難しい。パターンが多すぎる。
- 左右の手が別々な動きをする。
- マルチタスクが多すぎる。
- コードの暗記と理解が必要。
- 楽譜が読める必要がある。
「楽器が大変な理由5つ」(大変だから、練習しづらく、上達しにくい)
- 練習・演奏の準備が大変。
- 楽器は壊れやすく、メンテナンスやケアに気を使う。
- ちゃんとした楽器は高価で、そもそも始めるのが大変。
- 音量の調節が出来ないから、練習しにくい。
- 重くて、大きくて、持ち運びが大変。
これら全てをクリアしないと、「それなりに楽しむ」すら出来ないんですよね。
こんなに難しいなら、初心者が挫折するのは、当然と言ってもいいでしょう。
挫折を防ぐには、どうすれば良い?【挫折しないために出来る工夫9選】
では、ここからは、「具体的にどうすればいいのさ?」という事について、お話しましょう。
下手くそだと楽しめない。のであれば、「下手くそでもそれなりに楽しめる工夫」を考えましょう。
楽しみながら楽器演奏が出来る環境を作るには、下記9つの方法があります。
あなたにあった戦略を選んで、楽しみながら楽器練習をして、現実的に上達しましょう!
①簡単な楽器から始める。
やりたい楽器の前に、より簡単な楽器を選ぶと、ハードルが下がり、挫折の可能性を下げる事が出来ます。
例えば、
いきなりギターではなく、ウクレレから始めると、
- 弦の数が少なく、運指がラク。
- ギターよりも弦が柔らかいので、指が痛くなりにくい。
- 右手のジャカジャカの動きに慣れれば、そのままギターでも使える。
など、ギターよりもハードルが低いポイントがあるので、最初のステップとして有効でしょう。
楽器演奏は同時進行で色々な事をこなす必要がある「マルチタスク」なので、難しい。という側面があります。
であれば、ひとつづつクリアしていく方が確実ですよね。
「具体的に、簡単な楽器って何さ?」と思った方はこちらの記事をどうぞ。
②プロのレッスンを受ける。
一人で孤独に何かの作業をするよりも、他の誰かと共に過ごし、コミュニケーションをかわしながらのほうが、楽しく、充実したりしますよね。
一人の練習だと、ただの練習でも、レッスンであれば、それが楽しい時間になる人が多いでしょう。
また、プロのレッスンを受けると他にも良い事があります。
ひとつは、「間違った努力、を避けることが出来る。」
間違った努力をしても、ただただ時間の無駄であり、上達しないですよね。
極端ですが、わかりやすく言うと、「ゴルフ上達したい!」と思って、将棋の練習をするのは、間違った努力ですよね。
ちょっと極端ではありますが、素人が自分で考えて行動すると、似たような事をしてしまう事があります。
そんな事にならないためには、プロに教えて貰うのが、確実です。
もうひとつは、「強制力によって、ちゃんと練習するようになる。」
わたくし編集長なんかは、特に酷いんですが、キッカケが無いと練習をサボってしまいます。
そのような人がレッスンを受けると、
- せっかくお金払ってるし。。
- 予約をすっぽかすと、先生にも迷惑がかかるし。。
など、ちゃんと練習をする事ができるようにもなるでしょう。
③大好きな曲から始める。
好きでも無い曲より、好きな曲の方が楽しめる、というのは言わずもがな、ですよね。
「興味がなくても、簡単な曲を選ぶ」という方法もありますが、多少難しくても自分の好きな曲から練習する方が続けられる人は多いでしょう。
出来れば、好きな曲、且つ簡単な曲、を探して、初めてみましょう。
ちなみに、最近の邦楽は複雑なコード進行の曲が多いので、初心者にはあまり向いていない曲が多いです。
対して、洋楽はシンプルなコード進行の曲が多いので、簡単な曲が多いでしょう。
④「初心者でもおっけい!」なバンドを探して、セッションを楽しむ
楽器演奏を楽しむ、と言えば、他の人(楽器)とのセッションですよね。
実際、一人で曲を演奏するよりも、数人で集まって、みんなで一つの音楽を作る方が楽しいでしょう。
ネットで「メンバー募集 ◯◯◯」などで検索すると、色々なサイトで色々なタイプの募集が出てきます。
このように、「まず最初に、バンドに入っちゃう」という対策も良いかもしれませんね。
その上で、あなたがやろうとしている楽器の経験者が、バンドの中に居ると、より良いでしょう。
⑤インスタコードからはじめる
①の簡単な楽器から始める、をもっと具体的にした提案の一つが、「まずはインスタコードを始める」です。
インスタコードとは、ギターのような演奏方法ですが、コードの運指が簡略化されているので、シンプルなコードなら指一本でも演奏出来ます。
ギターをマスターしたい初心者の方にとっては、運指に気を使わなくて良いので、右手の動きに集中出来ます。
また、ピアノと比べても、運指は圧倒的に簡略化されていますので、「コード」というものの理解にピッタリで、初心者でも楽器演奏を楽しむ余裕が生まれるでしょう。
⑥魅力的な異性をレッスンコーチに選ぶ。
「練習をしたくなる工夫」として、「魅力的な異性にレッスンをして貰う」という戦略もあるでしょう。
楽器練習を続けるモチベーションは何も「演奏を楽しむ」だけではありません。
色々な大学や研究所の論文によると、「魅力的な女性が職場に居ると、男性達の仕事のパフォーマンスや結果、出席率が良くなる。」らしいです。
このように、モチベーションの維持を「人」に頼るという選択肢もあります。
人によっては、「より簡単な楽器から始める」よりも、よっぽど効果的かもしれませんね。
一応言っておきますが、相手が嫌がる事はやらないように気をつけましょう。
⑦動画のアップやライブ配信をして、再生回数やコメントを楽しみにする。
人に
- 見てもらう
- 聴いてもらう
- 感想をもらう
という事がモチベーション維持になる方も居るでしょう。
実際、誰からもフィードバックを貰えないよりも、何かしらのリアクションがあるほうが、嬉しいですよね。
youtubeチャンネルには、初心者の楽器演奏が上達していく過程を動画にしているチャンネルなんかもあります。
また、家族や友人に聴いて貰うなんていうのも良いかもしれませんね。
ライブ配信で、コミュニケーションをとりながら、リアルタイムで聴いてもらうという楽しみ方もあるでしょう。
⑧彼氏彼女や親友と一緒にチャレンジする。
人を巻き込むという意味では、仲の良い人と一緒に始める、という工夫も出来るでしょう。
一人きりで、モチベーションを維持するのは難しいのも事実です。
であれば、他の人と一緒に、同じ目的のために、一緒に行動する事でハードルを低くする事もできるでしょう。
ハーバード大学の研究によると、「幸せとはなにか?」という問いの答えは、「気の合う仲間と共通の目的のために、共に努力する事」だそうです。
だから、「子育てをする事」や「仕事をする事」など、大変な事なのにも関わらず、幸せそうな人たちも多いんですね。
⑨インスタコード初心者だけを集めてバンドを組む。
④で提案した「初心者おっけいのバンド」が見つからない場合は、「初心者だけを集めたバンドを組む」という事も出来るでしょう。
田舎で人が居ない、とか特殊な状況を除くと、経験者は経験者と組みたがるでしょう。
みんな、なるべく質の高い音楽を作りたいでしょうから、当然ですよね。
初心者だけのバンドであれば、お互いに肩身の狭い思いをする事がないので、そういう意味ではより楽しめるでしょう。
ただし、初心者だけで楽器のバンドを組むと、全く音楽にならない、なんていう事もあるかもしれません。
なので、より簡単な楽器インスタコードでバンドを組むほうがより現実的でしょう。
そんなに難しいなら、諦めるしか無い?あなたが出来る対処法は?
この記事をここまでしっかり読んでくださった方ほど、おそらくテンションが下がっているかと思います。。笑
すいません。。
「じゃ、そんなに難しいなら、諦めるしかないの?」と思いますよね。
その質問に対する答えは、「やり方・方法はある。」です。
その方法は3つ。
- 簡単な楽器を選ぶ
- 楽器が要らない音楽「アカペラ」を選ぶ
- プロのレッスンを受ける
①簡単な楽器を選ぶ
楽器が難しい、のであれば、「簡単な楽器を選ぶ」という事で対応ができますね。
「簡単である」に加えて、
- 弾き語りができる
- 持ち運びがしやすい
- 比較的安価である
という点から、「インスタコード」もしくは、「ウクレレ」をおすすめします!
インスタコード
当ブログで主に紹介させて頂いている、インスタコード。
この楽器は、そもそも「誰でもすぐに簡単に演奏できる楽器」という事を念頭に設計されました。
なので、「簡単さ」はピカイチです。
その上、電子楽器なので、「やれる事」の幅も広い、かなり優秀な楽器です。
ホンモノの楽器特有の「雑音」が出ない、などのデメリットはありますが、
超簡単に演奏できるのにも関わらず、ピアノやアコギなどの楽器と同じで、弾き語りに使えるという優秀な楽器です。
「インスタコードは簡単!」な理由
- 音を出す事自体が簡単。
- 運指が超シンプル。パターンが簡略化されている。
- 左右の手の動きがそんなに複雑じゃない。
- マルチタスクが少ない。
- コードの暗記と理解が不要。
- 楽譜が読めなくても、大丈夫。
その上、手軽で万能なので、超優秀!
詳しくは、こちらの記事をどうぞ!
https://instachord-music.com/summary/
ウクレレ
ウクレレは、伝統があって、弾き語りが出来、コードを鳴らせる楽器の中では、最も簡単な楽器と言えるでしょう。
楽器にしては、安価なので、チャレンジする人も多いです。
コードの運指さえ覚えてしまえば、それなりに弾けちゃう楽器なので、弾き語りが出来る楽器の中では、インスタコードに次いで、2番目に簡単な楽器と言えるでしょう。
「ウクレレが簡単」なポイント
- 音を出す事自体が簡単。
- 運指が比較的シンプル。
- 左右の手の動きがそんなに複雑じゃない。
- マルチタスクが少ない。
- 楽譜が読めなくても、大丈夫。
「ウクレレが手軽」なポイント
- 必要なメンテナンスやケアが少ない。
- 楽器にしては安価。
- 音量が小さめだから、練習しやすい。
- 軽くて、小さくて、持ち運びがラク。
ウクレレの難しい点・大変な点
- コード&運指の暗記と理解が必要。
- チューニングが必要。
②楽器が要らない音楽「アカペラ」を選ぶ
「これから楽器を始めようとしている方」の動機・キッカケ、は色々あるでしょう。
- 何か趣味が欲しい。その中でも、楽しめそうだから。
- 音楽を聴くのが好き。だから演奏できるようになりたい。
などなど
ですが、実は、「音楽を楽しみたい」のであって、「必ずしも楽器を演奏したいわけでは無い」という方もいるかと思います。
そのような方には、
- お金がかからない。
- 手軽である。
- 楽器特有の難しさが無い。
- 社会人でも、初心者が多い。
- 歌う事がストレス発散になる。
など、かなりメリットが多い「アカペラ」を趣味にしてみるのをおすすめしています!
楽器演奏を趣味にしようと考えていたあなたも、楽器の要らない音楽「アカペラ」、一考してみては?
「アカペラの楽しさ・魅力」
- とにかく手軽!
- 社会人でも、初心者の人が多い
- 手軽な本番(イベント)が多い
- やりたい曲が出来る
- アレンジが楽しめる
- ハモリが強い
- 練習後の飲み会
「アカペラが簡単な理由」
「楽器は難しい。。」理由がアカペラには無い!
- 誰でも音(声)を出せる
- 運指が不要
- マルチタスクが少ない
- 他の人に頼れる
「アカペラの難しい点」
- ハモること。
- 楽譜が読める必要がある。
でも、こんな対策ができる!
- リードボーカルを担当する。
- ベースorパーカスを担当する。
- 簡単な曲から始める。
③プロのレッスンを受ける
何事もそうですが、未経験者が独学でやろうとするから、挫折してしまう。というのは、当然起こり得る事です。
楽器は、初心者には「優しくない」趣味なので、他の趣味と比べても、ハードルが高いです。
そのハードルを現実的に乗り越えたいのであれば、プロによるレッスンを受けるのもひとつの有効な手段でしょう。
まとめ
「楽器が難しい理由6つ」(楽器の習得に必要な要素)
- 音を出す事自体が難しい。
- 運指が難しい。パターンが多すぎる。
- 左右の手が別々な動きをしたりする。
- マルチタスクが多すぎる。
- コードの暗記と理解が必要。
- 楽譜が読める必要がある。
「楽器が大変な理由5つ」(大変だから、練習しづらく、上達しにくい)
- 練習・演奏の準備が大変。
- 楽器は壊れやすく、メンテナンスやケアに気を使う。
- ちゃんとした楽器は高価で、そもそも始めるのが大変。
- 音量の調節が出来ないから、練習しにくい。
- 重くて、大きくて、持ち運びが大変。
じゃ、諦めなきゃいけないか?というと、方法は3つあります。
現実的に楽器演奏を上達させる方法
- 簡単な楽器を選ぶ
- 楽器が要らない音楽「アカペラ」を選ぶ
- プロのレッスンを受ける
「楽器演奏が他の趣味に比べ、挫折しやすい最大の理由」は、
成果が現れるのが遅いため、「下手くそでも、とりあえずプレイしながら楽しむ」が出来ないから。
その上、そもそも楽器演奏には、難しい理由と大変な理由、が沢山ある。
つまり、難しいし、練習しにくい上に、初期段階のハードルが高すぎる。だから挫折しやすい。
この高いハードルを超えるために取り組むべき最も重要な事は、「下手くそでも、とりあえずプレイしながら楽しむ」という状況を作る事。
「下手くそでも、楽しめる工夫」、具体的には?
- 簡単な楽器から始める。
- プロのレッスンを受ける。
- 大好きな曲から始める。
- 「初心者でもおっけい!」なバンドを探して、セッションを楽しむ。
- インスタコードからはじめる。
- 魅力的な異性をレッスンコーチに選ぶ。
- 動画のアップやライブ配信をして、再生回数やコメントを楽しみにする。
- 彼氏彼女や親友と一緒にチャレンジする。
- インスタコード初心者だけを集めてバンドを組む。